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Hibワクチン

Hibワクチンは小児細菌性髄膜炎の主要な原因であるヒブ菌に対する予防接種です

Hibとは、ヘモフィルス-インフルエンザb型菌(Haemophilus-influenzae Type b)という細菌のことです。名前が長いのでインフルエンザb型菌と呼んだり、ヒブ(Hib)という略称で呼ばれたりしています。

Hibは、乳児や小児の敗血症や髄膜炎・急性喉頭蓋炎などの感染症の起因菌となることが多いことが知られています。細菌性髄膜炎の頻度の差があれ、ほとんどの年齢でHibが第1位を占めます。
髄膜炎の多くは発熱で始まり、けいれん・意識障害へと進行し、抗菌薬治療にも関わらず死亡することがあります。

また、一部は、突然のショック症状や意識障害で発症し短期間で死亡に至ることもあります。
5歳以下ではインフルエンザ菌による髄膜炎症例が60~70%と報告されています。
また、Hib 髄膜炎の死亡率は0.4~4.6%であり、聴力障害を含む後遺症率は11.1~27.9%とされています。

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